WEB用画像のシャープネスを調整する
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WEB用画像のシャープネスを調整する
※おことわり
当Tipsは、当サイトの管理人が個人的に記述するもので、ここで書かれていることについて正確性、信頼性を保証するものではありません。(ただ、明らかに間違いと気が付いた時点で、修正はしていきます。)
また、記載内容を実施した結果については、一切の責任を負いません。
2-1
アンシャープマスクとシャープネス
画像のピクセルサイズを縮小すると、そのままでは、なんだか眠い感じの画像になってしまいます。縮小によって大幅に画像データが削除されてしまうので、これはしかたがないことなんだと思います。
Photoshopの機能に、「アンシャープマスク」というものがあります。このアンシャープマスク、誤解を受けやすい名前だと思いませんか?
アンシャープというと、シャープにしないというイメージが先行してしまいます。(私の勝手なイメージですが)
では、Adobe Photoshopでシャープネスを掛ける操作について記述していきます。
前回の「WEB用に画像サイズを縮小する」で縮小した画像を元画像に使用します。
(この元画像は、cp+2015のFUJIFILMのブースで、自前のX-T1で撮影した画像です。使用したレンズはトライアウト用に用意されていた FUJINON XF56mm/F1.2 APD です。)
2-2
単純にアンシャープマスクのみを適用してみる。
フィルター > シャープ > アンシャープ をクリックします。
アンシャープマスクを調整するパレットが開きます。
「量」と「半径」「しきい値」のスライダーがあります。
パレット内の画像表示を少し拡大しておくと効き具合が分かりやすいです。プレビューにチェックを入れておきます。
画像の方は100パーセント表示にして、どのように見えるか確認しながら操作すると良いと思います。
「量」は、シャープネスを適用する量そのもので、シャープネスの強さみたいなものです。
「半径」は、検出したエッジからどこまでのピクセルに影響を与えるかということを指定します。(半径は1.0ピクセルより大きくしないほうが良いです)
「しきい値」は、上の二つの適用について、滑らかさを追加するような感じです。
それぞれのスライダーを大きく動かしてみると、どのように変化するか分かるとおもいます。
少しおおげさな数値を入れてみました。
「量」を100パーセントにしてみました。前回のピクセルサイズ縮小で「再サンプル」を「自動」で行ったときと同じような、嫌なエッジが頬の部分に出ています。
この嫌なエッジがあまり目立たない程度(100パーセント表示の画像では気にならない程度)にしてみます。
ポートレートの場合は、量:30から40パーセント、半径:0.7から0.8pixel、しきい値:3から4 程度が良いように思います。
元画像のシャープさによっても変わってくると思いますので、いろんな数値を試してみるのが良いと思います。
下のAfterは、量:35パーセント、半径:0.8pixel、しきい値:4レベルを適用したものです。
Before
After
アンシャープマスクの適用は、画像の色調整、明るさ調整等、色が変化する調整が全て終わった画像に対して行います。これは鉄則です。WEB用のピクセルサイズが小さい画像ではあまり影響はないかもしれませんが、プリント用等サイズが大きな画像でこの順序を間違えると顕著に悪影響が出ます。具体的には元画像には無かったやけに明るいピクセルが目立つようになったり、偽色のようなドットが現れたりするので、注意が必要です。
2-3
ハイパスとダブルアンシャープ
次は少々面倒な方法ですが、ハイパスレイヤーを使用したダブルアンシャープについて書きます。
これは私のお気に入りの方法です。手順がちょっと複雑ですが、一連の操作をPhotoshopの「アクション」に登録しておくと、たいへん便利に使えます。
ウィンドウ > レイヤー をチェックしてレイヤーを表示させます。
レイヤー > レイヤーを複製 をクリックします。
途中でレイヤー名を入力するウィンドウが開きますが、名称はどうでもいいので、デフォルトのままOKをクリックしてください。
レイヤーパレットの「背景のコピー」を選択しておきます。
フィルター > その他 > ハイパス をクリックします。
ハイパスのパレットが開きます。同時に画像が一面グレーに変わります。
「半径」のスライダーがあります。
「半径」の値によって、輪郭抽出の強度が変わります。
「半径」を 1.0pixel にします。
次に レイヤー > レイヤースタイル > レイヤー効果 をクリックします。
レイヤースタイルのパレットが開きます。
「レイヤー効果」を選択して、描画モードを「ソフトライト」にします。不透明度は100パーセントにします。
風景や街撮りのスナップなどでは、「ソフトライト」ではなく「オーバーレイ」を使用したほうが良いかもしれません。(ソフトライトよりも強くアンシャープが適用されます。)
レイヤースタイルを適用すると、画像がカラーに戻ります。
フィルター > ノイズ > 輪郭以外をぼかす をクリックします。
ここでやっとアンシャープを行います。
アンシャープはトータル2回掛けます。なのでダブルアンシャープです。
1回目は軽く、2回目は強く掛けるのがコツのようです。
「量」を65パーセント、「半径」を2.0pixel、「しきい値」を2レベルにしてOKをクリックします。
2回目のアンシャープマスクを掛けます。
「量」を80パーセント、「半径」を0.8pixel、「しきい値」を0レベルにしてOKをクリックします。
この設定は私が普段「ハイパス-Wシャープ強」として使用しているものです。ここでは、わかりやすくするためにあえて強にしています。
この一連の操作を「アクション」に登録してあります。
そのアクションをワンクリックで適用するだけなので、非常に簡単です。
最後に レイヤー > 画像を統合 をクリックします。
ハイパスレイヤーがあるため、画像を統合をしないとJPEGで保存できません。
とても複雑な方法で読んでるだけでも嫌になってくる感じがしますが、アクションに登録しながら一度だけ行えばいいので、思うほど面倒ではありません。
因みに弱の設定は 1回目 「量」:35、「半径」:1.0、「しきい値」:1。2回目 「量」:65、「半径」:0.4、「しきい値」:0 です。
この強と弱の間に「中」があると便利かもしれませんが、たぶん私は中しか使わなくなりそうなので、中は作っていません。
強を適用してみて気に入らなかったら弱に、またはその反対という感じで使っています。
Before
After
このハイパスを使ったダブルアンシャープは、比較的強めにアンシャープを掛けても、嫌なエッジが目立つことが少ないです。
「WEB用画像のシャープネスを調整する」 は以上です。
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